「事業主貸(じぎょうぬしかし)」と「事業主借(じぎょうぬしかり)」

 

 今回は、事業主貸(じぎょうぬしかし)」と「事業主借(じぎょうぬしかり)」というのは何なのか?どうやって使うのか?という話を。

 副業の収入を青色申告で確定申告するときには、複式帳簿の記載が不可欠。

 そして、複式帳簿には、仕訳けという作業がついて回る。

 で、この、仕訳けという帳簿付けの中で独特なのが、「事業主貸(じぎょうぬしかし)」と「事業主借(じぎょうぬしかり)」というもの。

 事業主借りも事業主貸しも個人事業者特有のもので、法人にはないんだってさ。

 

 ということで、事業主貸(じぎょうぬしかし)・事業主借(じぎょうぬしかり)ってなに?

 

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事業主貸(じぎょうぬしかし)とは?

 事業用の口座や現金から事業主の個人的な金銭の引き出し(引き落とし)がされた場合の勘定科目。

 文字道理、『事業主にお金を貸しました』と覚えると覚えやすい。

 事業主にお金を貸したといっても、後日返さなければいけないというものではないので、ご心配なく。

 

事業主貸しの仕訳け例

・事業用の口座から事業主個人の保険料(例として10000円)が引き落としされている場合

月日借方貸方
事業主貸し10000普通預金10000

 

・事業用の現金から事業主個人の保険料(例として10000円)を支払った場合

月日借方貸方
事業主貸し10000現金10000

 

*事業主貸しは、基本的に[借方]に記載される。

事業主借(じぎょうぬしかり)とは?

 個人事業主の個人口座や個人のお金から事業用の必要品を買ったり、事業に必要なお金を支払った場合の勘定科目。

 文字通り『事業主から事業のためのお金を借りた場合の仕訳け』とでも覚えておくとわかりやすい。

 これまた、事業主に返す必要のあるお金ではないのであしからず。

 

事業主借りの仕訳け例

・事業用の口座に預金利子1000円が振り込まれた

月日借方貸方
普通預金1000事業主借
1000

 

・事業用の消耗品(雑費)10000円を4月1日に購入し、個人の銀行口座から5月1日に代金の引き落としが行われた。

月日借方貸方
4/1雑費10000未払い金10000

月日借方貸方
5/1未払い金10000事業主借10000

 

・事業用の消耗品(雑費)10000円を4月1日に購入し、事業用の銀行口座から5月1日に代金の引き落としが行われる予定だが、事業用の銀行口座に残高が足りず、4月15日に個人のお金を事業用口座に入金した。

月日借方貸方
4/1雑費10000未払い金10000

月日借方貸方
4/15普通預金10000事業主借10000

月日借方貸方
5/1未払い金10000普通預金10000

 

*事業主借は基本的に[貸方]に記載される。

 事業主貸はわかりやすいが、事業主借はちょっとわかりにくい。

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